2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

歌の世界 「ペリクリーズ」

「ペリクリーズ」は吟遊詩人の歌の世界のような美しさ。 5つの幕は すべてゴーワーの弾き語りではじまる。 第5幕 ハープ伴奏 マーリーナの歌は快い。 この作品は古い様式で制作されている。演劇を楽しむために 様式は格別重要。 書きかけ・・・ song第一は…

「ペリクリーズ」 坪内逍遥は剣舞を見落としている

BBC制作 David Fones 監督の「ペリクリーズ」 第一幕第二幕がていねいに作ってあります。第一幕第二幕はシェイクスピアの作ではなく、ジョージ・ウィルキンス作。音楽や舞は古風に。 第二幕 最初の踊りは剣舞 第二の舞は男女で。王の娘とペリクレスも踊りま…

「アテネのタイモン」と マルクス「資本論」

シェイクスピアの「アテネのタイモン」をBBC制作のVTRで見た。 美食の宴会のシーンなど見事。懐石料理(壺に石)など絵として見ることができたのはうれしい。しかし、作品全体としてはスッキリしない。日本での公演、埼玉や大阪の公演の記録を見ると「名作」…

ヴェニスの商人 手塚治虫 1959年作品

手塚治虫「ベニスの商人」 ただただオモシロく楽しむなら 手塚マンガで。 反ユダヤ主義 どうとらえるか? ユダヤ人シャイロックを心のどこで受け容れるのか? Hath not a Jew eyes? 青線 Hath not a Jew eyes? 裁判の場面 大岡裁き 公正で人情味あり過ぎ で…

ジューリアス・シーザー 現代劇

3月15日が近づき、BBC制作の「ジューリアス・シーザー」を見た。ブルータス役の俳優に生気が乏しく、衣装が貧弱、場面展開退屈、ボソボソ小声で話しているだけ。くだくだしい。カットした方がいいが、本当にもりあげるには4時間(トゥリー上演の事例)、…