ポリクサニーズ ボヒミア王 リオンティーズの親友
ハーマイアニ リオンティーズの妃
写真はファーストシーン 帰国するというポリクサニーズを二人が止める。リオンティーズは断られ、妃が説得を始める。ハーマイアニは「絶世の淑女」(坪内逍遥訳)「無類の婦人」
Is for a precious creature. As she's rare(452行)
リオンティーズは30をすぎたばかり、親友のポリクサニーズはハンサム、のはずだが、BBC版の女優さんはそこまでの美女ではない。理知的な印象の女性。親友の二人の王の俳優も初老 演技以前に額に縦皺、画面からは よろめき は起こりそうにないのが残念。BBC版「冬物語」はクローズアップ多用が評価されているのだが・・・。
あらすじ 1 シシリア王リオンティーズは彼の妃ハーマイアニと来訪中の友人ポリクサニーズとの関係を邪推して激しい嫉妬にとりつかれる。妻の不貞を信じこみ、親友の毒殺を家臣に命ずる。(つづく)
役の創造 ポイント1 リオンティーズの嫉妬の始まりはいつか? 心の動揺の軌跡は?
上の写真は 親友が帰国を言い出す。リオンティーズがひきとめるが帰国の意向は変わらず。妻のハーマイアニがひきとめにのりだすシーン(下の写真)。リオンティーズの表情、嫉妬はすでに芽生えているのか?
嫉妬の始点には3つの学説あり。
1)はじめから
2)44行目 POLIXENS No,madam. から 心の動揺 観客もそこを聴く
3)108行 HERMIONE 'Tis grace indeed. [ She gives her hand to Polixenes. They stand aside] で突然
役作り 試案 クローズアップを多用するのであれば 王妃は若い俳優で。肌のきめの細かい俳優。素手。一緒に笑い戯れるショット。親密な手、指のからみを。
シェイクスピアのト書き [ She gives her hand to Polixenes. They stand aside]
シェイクスピアのト書きは少ない。ある場合は大事にしなければ。