真夏の夜の夢 原語上演

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レヴューガールの軍事教練

1941年 昭和16年12月 「真夏の夜の夢」公演中止

12月8日真珠湾攻撃で開戦 

日本女子大学校40周年記念式典 軍人会館。日本女子大学の加藤長治演出原語シェイクスピア劇上演は第1回が1935年「真夏の夜の夢」で第3回「お気にめすまま」から軍人会館で上演。もし公演されていたら、東条さんとかも鑑賞したのであろうか。この時期は軍国主義一色 と教科書的には考えるのであるが、シェイクスピア劇公演が準備されていたのは事実である。軍の有力者の奥さんにシェイクスピア好きがいたのか、原語公演に影響力なしと治安当局がふんだのか。

 もしシェイクスピア劇が上演されていたら 影響はあったのか?芸術を通して平和への道はあるのか?

 戦争へ突き進む人間の愚かしさを描いたジロドゥの戯曲「トロイ戦争は起こらない」は その上演中に第二次大戦が起こってしまっている。

 私は無理だと思う。良く言って 劇場のイドラ。しかし、1941年においても多くの思慮深い人々がいたことは伝わってくる。