1936年の映画「ロミオとジュリエット」

ジョン・キューカー Cukor 監督 レスリー・ハワード ノーマ・シアラー主演
主演もさることながら 脇役端役がなんとも上手い。

豪華絢爛なセット。どの場面も意匠がこらされている。

かつ言葉が簡潔的確。

A pair of star-cross'd lovers take their life;

広場でぶつかる両家の行列

カピューレット家とモンタギュー家の確執が一瞬で。わかりやすい。

殺陣の迫力十分。これだけでも見る価値十分。

モンタギューがパーリスに「今晩の会に主賓として来てください」

連続するわかりやすい場面。モンタギュー家の夜会は婚約者となってほしいパーリスをジュリエットに見せるための会。原作にあった場面かな?

ジュリエットの最初のシーン。母がパーリスとの縁談をもちかける直前。

わかりやすい。着飾った美女がたくさん出てくる映画で、あ、これがヒロイン とわかるつくり。ジュリエットの中庭にロバがいた とは原作に書いてない。

キャプレット家の招待してまわる役の男は文盲。道でロメオにリストを読んでもらう。

ロメオは知らずにリストを読み上げてやり片思いの「ロザライン」が夜会に行くことを知る。これも観客が納得しやすい話にしてある。

夜会の余興 おもしろい よくできている。

ロザラインの男人気のシーンの後 ロミオ 顔を見せるがロザラインに嫌な顔をされる。

ロザラインにふられた直後 ジュリエット登場

視線が集まるセンターにジュリエット。

一目ぼれのロミオ

豪華で意匠が尽くされ、どの場面も見続けたい気がする。しかし、きびきびと場面は進行。脇役が上手で楽しげ。監督も役者も永遠に残る映像 と意識している のかな。贅沢な作品。