朗読「リア王」

荒井良雄朗読「リア王」1989年 岩波シネサロン 写真・中山寛治

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ひげ  に注目しましょう。  

 

まず ひげ 一か月前の「オセロー」の時は髭面ではなかった・・

シェイクスピアを読むにはこれくらいはせねば !(^^)!

「間違いの喜劇」の朗読 1988年

「頼む、このボタンを外しておくれ」

死の直前 コーデリアの死体を前にしての リアの言葉。

 Never, never, never, never, never! 

の次の行

Pray you, undo this button :

ボタンをはずし 虚飾を全部 剝ぎ取って 死をむかえるリア。

 

劇冒頭の 財産分与について リアは愛の言葉を求める。末娘の答、

コーデリア Nothing.

リア Nothing will come of nothing: speak again.

 

リアはコーデリアの言葉 nothing  を悟ったのである。

死の直前のリアの気持ち 五幕三場8-13行 

さあ 一緒に牢屋へ行こう

ふたりだけで 籠の中の小鳥のように歌おう

お前がわたしに祝福を求めたら わたしはひざまずいて

お前にゆるしを求めるよ 

そんなふうふたりでに日をすごそう

祈ったり 歌ったり 昔話をしたり そしてきらびやかな

蝶々どもを笑ってやろう