末よければ総てよし

坪内逍遥の「末よければ・・」は他の群訳「終わり良ければ  」より本質をとらえた訳と思われます。いろいろ苦いこと、みっともないことは起こったのだが、一家の幸せな未来のための礎はできた、という 聡明な老人たちの 末広がりへの祝意を感じさせる幕切れ。

コルリッジは女性主人公ヘレナを「シェイクスピア劇中 最も愛らしい人」と激賞。

he describes her as 'Shakespeare's loveliest character'

優雅で温かく少しも他を恨まず謙遜な態度 これにゆっくりゆっくり接していくのがこの劇を楽しむ王道。

 

とはいえヘレナちゃん 男運の悪いチャングム というか 深情けが過ぎる。