シェイクスピア劇の律文と散文

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松園 下絵

シェイクスピア劇は無韻5音歩行の律文の劇。しかしハムレットが墓堀と話す時は散文。不羈奔放の律文ともとれる。これを第一類散文とすると 旅役者、学友との対話はこれで、それ以外に第二類の散文あり。狂気を装うハムレット、狂気のオフィーリアの言葉。しどろもどろ。「ハムレット」3-5-140-4。正確に繰り返せず、脈が揺らいでいるような言葉。「ハムレット」では3種類のリズムを楽しむことができます。オフィーリア死の直前の花の名前をあげて歌うように話す狂気のセリフ、ロンドンのテート美術館のジョン・ミレー画「オフィーリア」水面顔の横に花束 同一種類か検討中。絵の花は綺麗すぎか。