To be, or not to be : that is the question.
これは 生死を語った言葉ではない。そう言いたいのであればシェイクスピアは生死の語を示しているはずだ。
この文脈上の be とは詩劇にふさわしい生。その生を生きるか が問題。
劇場のイドラを疑うような高揚した生の存否が問われている。
詩の国に息づいているかどうかが問題。
ハムレットの行動に二つの疑問を持つ。
(1)無防備に祈るクローディアスに復讐の刃をなぜ打ち下ろさなかったのか?
(2)あてつけの劇など見せて 立場を悪くしただけ。子供じみている。
(1)では劇的に美しくない。(2)は劇場空間の神聖視。それがシェイクスピアの世界。
訳すなら 「最高の詩劇の時空に生きたいのだ」